新たな挑戦
2012.08.23
おかげさまで、4年前からパークハイアット東京・ピークラウンジで「最高級煎茶“大和茶”」として井ノ倉のかぶせ煎茶をお使い頂いております。ブランドを目指す私達としては、自分たちの軸となる場所と思っております。
今回ホテルからのご提案で紅茶と烏龍茶を秋の企画で提案したいというお話を頂き、チャレンジする事になりました。
昨年から緑茶機械を使って紅茶を作りましたが、また新しい商品として、ウーロン茶にも挑戦しするため、台湾製の炒青機(炒り蒸器)を購入しました。
大切なのは茶葉ですが、萎凋(いちょう)萎らせる事で茶葉特有の香りが出ます。
この機械を使うことにより、青句味を取り、微発酵のウーロン茶を作ることができます。
それと並行して紅茶機械も設置しました。
茶葉も緑茶のように元気で柔らかい葉を作るのではなく、香り立つ様な紅茶ウーロン茶にするため、別の茶園で自然農法茶園に取り組んでおります。
この特別な秋摘みオータムナルは、「蔵出しかぶせ煎茶とウーロン茶・紅茶」として パーク ハイアット 東京 の41階に位置する「ピーク ラウンジ」の11月限定メニュー「プレシャス ティータイム」のために、お使い頂く事になりました。
http://tokyo.park.hyatt.com/hyatt/hotels-tokyo-park/entertainment/dining_detail.jsp?itemDesc=fboutlet&itemId=1001059
上品なウーロン茶・紅茶を作るため、INOKURA第二工場で、私が在学しておりました、農林水産省茶業研究所の製造スペシャリスト深津修一先生と武田善行先生にお世話になり、テーター研修を行いました。
甘く香ばしい日本の微発酵茶は、最近の食文化に合いそうな予感がします。
これからも、香り味の可能性のあるかぎり挑戦を続けていきたいと思っています。