第五回奈良大茶会「珠光茶会・お茶の源流をたどるツアー」
2018.02.12
小雪の降る中、大和茶の発祥の地・宇陀市にあります仏隆寺で、寺宝として空海が唐より持ち帰ったと伝えられている茶臼を見学し。続いてティーファーム井ノ倉にてお茶の時間を愉しんで頂きました。
午前と午後と2チームに分かれ、お茶の淹れ方をレクチャーしながら進めていきました。
最初はINOKURAのトップモデルかぶせ煎茶「玉響」TAMAYURA
鉄瓶で沸かされ、マイルドになったお湯を湯冷まししていきます。
茶葉を淹入れ急須の中に丁寧に湯を注ぎ茶葉の広がりを見ながら注ぐタイミングをはかります。
わび茶の祖といわれる村田珠光。高価な唐物を尊ぶ風潮に対し、村田珠光は、粗製の-つまり「侘びた」中国陶磁器(「珠光青磁」と呼ばれるくすんだ色の青磁が代表的)などの道具を使用した珠光の茶がわび茶精神の始まりとされています。
茶室においても、竹を切り庭にある一輪の花を挿しても立派な設えになる。シンプルな飾らない精神は現代においてブランドやゼザインに通用すると思います。
珠光茶会ですが、INOKURAの和紅茶「つきのかをり」ファーストフラッシュ
煎茶を美味しく淹れる大切な湯冷ましの温度、手で確かめて頂きます。
最後は焙煎かりがね茶「春眠」で香ばしく。
素敵なお客様ばかりで、私たちも愉しくすすめる事が出来ました。
今回沢山の方にお越し頂きありがとうございました。とてもいい体験が出来勉強になりました。